美咲LIVE

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abn『みつめて!信州生テレビ』・高山からライチョウを探して

9月27日(土)9:30〜16:30長野朝日放送
『みつめて!信州生テレビ』自然環境がテーマになった番組に
出演させていただきました。
そこで生放送中に、信州大学・中村浩志教授といっしょに
乗鞍岳の主峰・剣が峰を目指し、数が減少しつつある
神の鳥「ライチョウ」を探しながら登頂してきました。
はたして美咲はライチョウと出会うことができたのでしょうか?
貴重な体験のアーカイブのために、また番組をご覧になれなかった
方のためにも、報告記を綴ってみたいと思います。

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『みつめて!信州生テレビ』
〜ズバリ環境!信州という地球〜
http://www.abn-tv.co.jp/program/7nama2008/index.htm

◆高山から見つめる〜世界の南限に生息するライチョウの危機〜

信州の自然を象徴するのは、北アルプスや南アルプスをはじめとした、高山帯です。
標高3000メートルを超える厳しい自然環境の中で、人の手が届かない生命の営みが育まれてきました。
かつて日本人はそこを「神」の領域として恐れ、崇め、大切にしてきました。
確かに、この自然の殿堂がなければ、森は水を作ることができず、様々な生命が恵みを授かることができません。
いわば、森、里山、街の様々な生物の暮らしの後ろ盾です。その後ろ盾が壊れかけています。
温暖化によるハイマツの枯損やシカなどの高山への進出による高山植物の危機により、
世界の南限に生息する「ライチョウ」の数が著しく減少しているのです。
かつて、神の鳥として大切にされてきた「ライチョウ」の危機は信州の、日本の、地球の危機を象徴しているのです。

北アルプス南端、乗鞍岳。標高3000m、森林限界…。
夏は短く、冬は耐え難く厳しいこの奥山に、じっと生きる小さな命をみつけた。ライチョウ、絶滅危惧種だ。
環境問題が叫ばれる今日、次第に生きる場所を追われつつあるライチョウは、いまなお厳しい中に身を置き続ける。
その姿はまるで、人々が忘れかけた何かを言葉もなく語りかけているようだ。
番組では信州大学・中村浩志教授、シンガーソングライター・美咲とともに現地を訪ね、
高山の「今」をレポートするとともに、春夏秋冬…ライチョウを追い続けた9ヶ月間もの追跡取材をもって自然と対峙する。
その中に、人と自然の共に生きるためのヒントがかくれているような気がして…。

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◆26日夜・乗鞍入り
嵐→濃霧→極寒・・・
予想以上の寒さにびっくりしました。
ゴーゴーと風が吹き付ける中、乗鞍肩の小屋で一泊。明日は天気は良くなるだろうか。
ライチョウに会うことはできるだろうか。無事事故なく一日過ごせるだろうか・・・。
期待と不安を胸に、夜9時。小屋の消灯時間。そのまま寝ました。


◆27日当日・朝5時50分起床
めざまし時計よりも一足早く目が覚める。すると別室のマネージャー篠原氏から
『ちょっと起きてきてみ。すごいから!』連絡が入る。なにがすごいんだろうと思いながら
部屋の扉をあけると、廊下にある東の窓からオレンジ色の光。ご来光だ!!
毛布をかぶってベランダに出ている人がたくさんいる。美咲も羽織って外に出てみることにした。


すばらしい御来光。蓼科山・八ヶ岳の方向から太陽が昇ってくる。
思わず息をのんだ。昨日の嵐が空気をきれいにしてくれた。冷たい外気が頬を刺す。
こんなに澄んだ空気だから太陽が本当の色で見ることができるんだ。
隣にいた人が「ヨード卵光だ!」と言っていたけど、本当にそのとおり。
生まれたての卵のように新鮮な、生まれたての太陽だと思った。



◆リハーサル・初霜!

朝8:30。撮影に向けての入念なリハーサルがはじまる。外は霜が降りていた。高山植物の花々もフリーズ状態だ。

予想を上回る寒さに、美咲は上は4枚トレーナーを重ね、下はズボンにスキー用ウェアーを重ねて完全防備。
ご一緒させていただく 『 雷鳥が語りかけるもの − 神の鳥は生き残れるか? 』著者の中村浩志先生も、
青池アナウンサーもみんな厚着だ。
今からこれだけ寒くって、冬になるとどれだけ厳しい寒さになるんだろう・・・。想像がつかない。
小屋を出るときに、小屋の人が言っていた。『今日は、初霜です。しかもご来光もでて良い日ですね』
このベストタイミングに乗鞍に居合わせたことを幸せに思った。


◆いよいよ撮影開始!

朝9:30本番スタート。生中継。本当にここから電波が飛んでテレビに映っているのかなぁと、
なんだか不思議な感じだった。ライチョウと出会えることを祈りつつ番組は進む。


◆午後11時、ライチョウ発見!!

なんと!
思った以上に早く・・・というか出会えない確率が高い中、神の鳥・雷鳥(ライチョウ)
との対面を果たすことができた!
中村先生が、登山客から情報を得て、聴きこみ調査を開始。
その結果、出会うことができたのだ!中村先生のライチョウに対する熱い情熱の賜物だ!
中村先生の熱い想いと、はじめて出逢ったライチョウの姿に感激し、不覚にも涙があふれた。
そして、ライチョウは人がこんなに近くにいようとも逃げることはなかった。
どうしてなんだろう・・・?
中村先生は言った。『そのヒントが、山頂にある。とにかく登ってみましょう。』


◆登山開始→すばらしい景色→暴風
午後になり、いよいよ乗鞍山頂にむけて登り始めた。
歩くたびに体が温まってくる。でも上に行けばいくほど風が強くなっていった。
素晴らしい眺めが目に飛び込んでくる。


奥に見えるのは朝日が登った蓼科・八ヶ岳の山々。        奥穂高岳・上高地。

白くまあるいのは乗鞍・コロナ観測所。               まだまだ登る。風が吹きつける。


◆権現池

山頂までもう少し!ふもとの権現池。
この権現池には、龍が住んでいるという伝説がある。
そして、なぜかこの権現池が龍の頭で、諏訪湖が龍のしっぽと言われている。
どんなつながりがあったのだろう・・・。古代ロマンが広がる。


◆乗鞍岳 頂上小屋でひと休み&撮影

七厘で暖をとる。中村先生と2ショット。中村先生の笑顔はまるで子どもの鳥みたい。本当に鳥が好きなんだなぁ♪
ここでの生中継は、abnクルーの皆さんが中村先生と一年かけてライチョウを
追いかけたVTR映像といっしょに流された。ライチョウの一年の過ごし方を
見れて、とても微笑ましく、また、厳しいこの環境を乗り切って生きている
力強い姿に本当に感動した。


◆剣ケ峰山頂・朝日神社参拝

そして・・・ついに乗鞍・剣ヶ峰山頂に到着!
そこには素晴らしい景色が広がり、朝日神社が祀られてあった。

朝日神社を参拝。手を合わせる。そして、中村先生が語る。
『この祠が日本のライチョウが人を恐れない理由なんだ。先人の人たちは、人の住む里山と、
神の住む奥山と住む領域を分け、太古の人たちは意味もなく神の住む山に決して立ち入ろうとはしなかった。
そして神の住む奥山(高山)にいる雷鳥はすなわち神の鳥という信仰があったんだ。ライチョウを大切にし、
捕って食べることをしてこなかったから、ライチョウたちの中で人間は危害を与えないという。だから日本のライチョウは人を恐れないのは日本文化の産物なんだ。』中村先生は教えてくれた。
日本には人と自然がともに生きた時代があった。人とライチョウが共存した時代があった。
今、人間界と自然界の境界線が崩れ、バランスが取れなくなってきていると中村先生は語った。
この地球には人間だけが住んでいるんじゃない。本来、眼に見えないものを重んじた日本文化。
日本人が明治維新と敗戦により忘れてしまったもの、本当に大切なことを思い出す時期に来ているのかもしれないと思った。


◆本番クライマックス

実は美咲。ミニギターを背負って山頂まで登った。
どうしても山頂で歌いたかったからだ。本番クライマックスは、番組のエンディング
三四六「ライチョウの歌」合わせてギターを爪弾いてみた。
う〜ん、弦を抑える指の感覚がなくなる。でも心は暖かかった。

そして、番組終了後。みなさんにお願いをして一曲歌わせていただいた。
歌った曲は『天つ風』。“空を駆け抜ける風”というタイトルを持った歌だ。
これは、朝みた日の出の瞬間、太陽から吹いてくる“太陽風”を歌っている。
そして、今もこの乗鞍山頂に吹き抜ける天上の風のことでもあり、
私たち一人ひとりの中に吹いている眼には見えないいのちの風のことでもあるのだ。
日本の精神文化を汲んだ歌。弦を弾く手の感覚が全くなくなり、声が出なくなったけど
この乗鞍の山頂で歌えて、本当に良かった。寒い中付き合ってくださったみなさん、ありがとう。


◆下山→夕日

この日の乗鞍は最後の最後まで、すばらしい風景を楽しませてくれた。
下山途中。ここは権現池だ。岐阜県高山側に、日が差し込む。天国の階段がおろされた。

一番向こうに見える山は白山比弯声劼里△詛鮖海澄     無事下山することができた。

真っ赤な夕焼けが見送ってくれた。

すばらしい一日。初霜、予想以上の寒さ、感動的なライチョウとの出会い、乗鞍登山、
朝日神社での中村先生のお話、今信州そして日本が取り戻すべきもの、天空の世界、
夕焼け・・・すべてが完璧なタイミングで、流れていたような気がした。
本当に素晴らしい一日。私がすべきこと、できることは、歌を通して信州人に
信州の価値を、日本人に日本文化の価値を思い出してもらうことだと再認識した。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

中村先生、青池アナウンサー、abnスタッフのみなさん、関係者のみなさん、
本当に丸一日おつかれさまでした!テレビご覧になってくださったみなさん、
そしてブログに最後までお付き合いいただいたみなさん、本当にありがとうございました!


| 美咲 | 美咲LIVE | 21:17 | comments(3) | trackbacks(0) | pookmark |
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11月と同じ寒さだったらしいですね。
北アルプスには初冠雪があったはず・・・

極寒の世界で、とても素敵な体験をしてくださったんですね。
ありがとうございます。

『天つ風』
山の神様、ライチョウにもきっと届けられたことでしょうね。
伝えていってくださいね。
そしてまた、どこかで聞かせてください。
| エイちゃん | 2008/10/01 9:54 PM |
美咲さん、スタッフの皆さんお疲れ様です。
きっと大変だったと思いますが、大変な分
素敵な体験を伝えていただきありがとうです。
写真も、皆さんの笑顔も、素敵ですね!
素敵な考え方や、感動が、少しづつでも
広がって行くと良いですね。
| たか | 2008/10/03 10:34 PM |
確かに寒かったですが
上手く言えませんが古代の人たちが感じていた
自然への畏敬の念というか、自然の厳しさに含まれる愛というか・・・そんなものを感じることが出来た貴重な機会だったと思います。雷鳥に託されたメッセージも自分なりに受け取れたような気がします。これからはそれを生かし生き抜いていくことが課題ですね。
| 美咲 | 2008/10/04 11:57 PM |









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